シミ、しわに対するレーザー治療とは?

 

レーザーとは簡単にいうと増幅させパワーを上げた光の事です。

そして光というのは電磁波の波の事です。

一口に光といっても波の幅の違い(波長)によって光には種類があります。

それぞれ波長(種類)の違う波がいくつも合わさって光になっています。

波長(種類)の違う光毎にそれぞれ特徴があります。

その中からたった一種類の波長を取り出して増幅させた物がレーザーになります。

だからレーザーといっても何の種類(波長)か?で特性は全く異なります。

 

1990年代頃から美容皮膚科にレーザーの技術が広がりシミ・あざ・ホクロなどの除去・脱毛・肌のアンチエイジングなどの利用が可能になりました。

シミ取りレーザー治療の原理

 

レーザーで増幅させた光を照射することでシミが消える原理を説明します。

 

1:シミのある肌

肌の表皮に排出されずに蓄積したメラニン色素がシミの正体です。

原因はメラニン産生の増加や皮膚のターンオーバー低下です。

 

2:レーザーを照射する

シミに対して照射するレーザーは黒い色素に反応する特性を持ちます。

レーザーを照射することで肌内部のメラニン色素に光が吸収される事でメラニン色素を破壊します。

 

3:レーザー照射後の肌の変化

レーザーによって破壊されたメラニン色素は体にとって老廃物と認識されます。この老廃物は、肌のターンオーバー機能によって上へ上へと押し出され、やがてかさぶたとなります。照射から1週間前後でかさぶたは自然に剥がれ落ちます。かさぶたが剥がれるとピンク色の新しい皮膚ができていて、1ヶ月ほどすると周りの皮膚と馴染んで分からなくなります。

 

このような仕組みでシミを治療していきます。

レーザーによるシミ取りとにている治療に、光治療(フォトフェイシャル)という物もあります。

レーザーと光治療の違いについてはこちらで解説していますのでご覧下さい。                 

 

>>レーザー治療と光治療の違いについて

レーザーはシミの種類によってそれぞれ適正がある

シミ治療に用いられるレーザーは様々な種類の物があります。

シミの種類や皮膚の状態、副作用を減らす為の考え方などによってどの波長(種類)のレーザーが有効か異なりますので、最も有効なレーザー機器を選ぶ必要があります。

まとめ

 

シミ取りレーザー治療はレーザー脱毛と同じくらい認知度の高い施術となっており多くの患者さんが利用しています。

しかしレーザーといっても説明したように波長によって全く異なる特性を持っており「レーザーだからどれでも結果は同じ」という訳ではありません。

どのレーザーが一番適しているか?も含めてシミでお悩みの方は、是非一度レーザー治療のカウンセリングを受けてみて下さいね。

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